南郷地域は冷涼で丘陵な畑地が多く年間降雨量も1000ミリ以下と比較的少なく品質の良いそばが生産されており地域内の各家庭では昔からそのそば粉を使用した素朴で風味豊かなそばが作られてきました。
 地域では平成元年に、地域活性化事業の一環としてそば処「三稜荘」を開店したところ昔ながらの素朴な味と、最近の健康食嗜好もあり現在では県内外から年間約十万人を超えるお客様で賑わっております。
 この素朴な味を全国のおそば好きのお客様に提供できるように開発したものが「南郷そば」と「南郷ぶっかけそば」です。
 「南郷そば」は十二月に御歳暮や年越し用として、また、「南郷ぶっかけそば」は八月にお中元やお盆用として、いずれも期間限定で平成三年から販売しております。
 発売以来ご好評をいただき全国のお客様からご注文をいただいております。どうぞ素朴で純粋なそば本来の味を追求した「南郷そば」と「南郷ぶっかけそば」をご賞味ください。


そばは、たんぱく質、ビタミンB群、食物繊維などを多く含んでおり、機能性成分である「ルチン」や「ギャバ」なども含んでいることが知られています。

  • たんぱく質
    そばは、植物性たんぱく質を含んでいる。たんぱく質は筋肉や内臓、皮膚などを構成する栄養素であるほか、身体のホルモン・酵素・抗体といった機能を調整する働きもある。
  • ビタミンB群
    そばは、水溶性ビタミンの一種である「ビタミンB群」を多く含んでいる。ビタミンB群にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸などがある。そばが多く含んでいるのは、ビタミンB1やビタミンB2などである。イライラしやすかったり、体力が低下したと感じたらバランスよく摂取しよう。
  • ビタミンB1
    ビタミンB1は、ブドウ糖(グルコース)をエネルギーに変換するのに必要な栄養素として知られている。
  • ビタミンB2
    ビタミンB2は、体内では糖質・脂質・たんぱく質などの代謝に関与したり、エネルギー産生に関わっていたりする。
  • 食物繊維
    食物繊維は体内では消化・吸収されないが、ぜん動運動を活発にしたり、食後血糖値の上昇を抑えたりする働きがあることから「第6の栄養素」といわれている。
  • ルチン
    「ルチン」は、ポリフェノールの一種でもあり、体内では「抗酸化物質」として働く。抗酸化物質の主な働きには体内の活性酸素の発生を防ぐ、発生した活性酸素を取り除くなどがある。

そばを食べることは丈夫な体作りと病気になりにくいということに繋がります。
夏の暑さが厳しい時期や冬の寒さで体の抵抗力が弱っている時は、特に積極的にお蕎麦を摂取して健康に過ごしましょう。